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赤ワイン

辛口

シャトー・ムートン・ロートシルト (2011)

9890500

2011

テイスティングコメント: 濃さのある外観。暗さのある赤。青みかかったトーン。
味わいは、たっぷり芳醇なアタック。ビロードのようになめらかかつ力強さのあるタンニンを含む。味わいの丸みが素晴らしく、余韻の長さが見事なワイン。
後味ではバニラやカカオのアロマが特徴的で、フローラルなノートが花を添えている。繊細なヴィンテージにおいて、稀に見る成功作と評されるクラシックな上質ムートン。

ラベル作品担当:ルージュモン ( 1935 )

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生産者
生産地
原産地呼称/等級
タイプ
葡萄品種
テイスト
容量

750ml

天候条件: 2011年は、これまで過去40年間のうちで、最も暑く、最も日照量が豊富で、そして最も乾燥した年でした。4月および5月から既に暑い日が続き、ブドウの植物生育サイクルはかなり早めにスタートしました。花の時期は5月15日からと記録されていますが、これは造り手の記憶の中でも最も早い開花です。果実の着色は平年に比べて2.5週ほど早めに始まっています。7月および8月に天候は大きく変化します。日照量はそれほどでもなく、かなり多湿な天候が続きました。それでも8月末の時点で、1月1日以降の総降水量平年値519ミリメートルのところ、この年は326ミリメートルに留まっています。9月初旬を迎えるとメドック地方には再び夏らしい好天が戻り、9月12日から始まった2週間にわたる収穫作業は、晴れやかな天候のもとで行いました。この好天のおかげでブドウ果実は絶好の条件のもとで完熟状態を得ることが出来ました。収穫作業は9月28日に終了しています。ムートンの収量はとりわけ低く、結果的にしっかりしたストラクチュアと深み、そして見事な瑞々しさのあるワインに仕上がっています。
2011年は、ボルドーが生む古典的なスタイルのヴィンテージであり、優良な、恐らく桁外れに優良なヴィンテージのひとつに分類されるでしょう。(収穫期間: 9月12日 9月28日)

ロバート・パーカー 92 ポイント!
ワイン・エンスージアスト 95 ポイント!
ワイン・スペクテーター 92 ポイント!

生産者

シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・ムートン・ロートシルト| ピーロート・ジャパン オンラインショップ

シャトー・ムートン・ロートシルト



シャトー・ムートン・ロートシルトは、フランスのボルドー市から北西に50km離れたメドック地区のポイヤック村にあるワイナリーです。18世紀、ラフィットやラトゥールとともに、「ブドウの王子」と呼ばれたニコラ・アレクサンドル・ド・セギュール侯爵、そしてブラーヌ男爵の所有となったシャトー・ムートン・ロートシルトは、1853年に英国王室のナサニエル・ド・ロートシルト男爵が取得して、現在の名前に改められました。1920年代には、収穫したワインを卸業者に出荷して別の場所で瓶詰めするのではなく、シャトー自身で瓶詰めする「シャトー元詰」の習慣を始めました。




偉大な画家や彫刻家によるラベル

1855年の格付けでは、2級畑の最上位にランクされました。そもそも1級にならなかった理由は、当時この土地にはシャトーがなかったことと、もうひとつは、葡萄畑がイギリス人の手に渡っていたことです。しかし、1973年にフィリップ・ド・ロートシルト男爵の働きかけにより、最終的に1級に格上げされることになりました。フィリップ男爵は、毎年のラベルを当時の有名画家にデザインしてもらうというアイデアを思いつきました。1945年のラベルが成功すると、1946年から、ムートンのイメージの恒久的かつ重要な特徴となり、世界の偉大な画家や彫刻家によるラベルが作成されるようになりました。ダリ、フランシス・ベーコン、ピカソ、ミロなどの芸術家がムートンのボトルのラベルをデザインしています。オーク樽で発酵させたメドックワイン




シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドーの北西、メドック半島の端に位置し、Medoc=medio aquae(水の中) の名のとおり、東はジロンド河口、西は大西洋に囲まれた水辺に90ヘクタールの葡萄畑を所有しています。メドックの葡萄畑はローマ時代にまで遡り、現在では約16,500ヘクタールに広がっています。長さ80km、幅5〜10kmの狭い土地に葡萄樹が植えられていて、川に近いため、土壌を深くまで灌漑し、温度差を緩和しています。ランド地方の森の北限に接するメドックは、海洋性気候の穏やかさの恩恵を受けると同時に、その過剰な影響からも保護されています。葡萄の植樹割合はカベルネ・ソーヴィニヨン(81%)、メルロー(15%)、カベルネ・フラン(3%)、プティ・ヴェルド(1%)で構成されています。発酵タンクの大部分はオーク製で(44基、発酵過程を監視できるよう透明な板が取り付けられています)、その他はステンレス製(20基)です。その後新樽で熟成されます。



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