「アルテロ」はワイナリーの創設者、ムニョス・ガルシア・デ・ラ・ロサの生家がある通りの名前。今でも生家はファミリーにより受け継がれており、17世紀に造られた地下ワインセラーも使われている。
テイスティングノート 濃く鮮やかできれいなルビー色。力強く、複雑なアロマは熟した果実味を含み、トースト、ペッパーとバルサミコ酢を感じる。 まろやかで、あたたかく、とてもきれいなバランスの風味に、長い余韻の後味。
合う料理 ローストやグリルした肉、豆類、ミディアムからストロングチーズなどと好相性。
葡萄品種 85% テンプラニーリョ、15% メルロー
気候 極端な大陸性気候。夏の日中は常に40℃を越え、日が陰ると急に温度が下がる。冬は寒く零度以下となり、しばしば霜が降りる。
地質 石灰岩を多く含み、下層土に白亜を含む土壌。
収穫 機械収穫。葡萄の休眠期は少し高めの気温と平均降雨が特徴的だった。春は温暖で霜は降りず、活き活きとした葡萄を育む。夏は平均より高い気温に、降雨不足で生育が制限された。収穫量は前回より20%低くなった一方で、小さめの果実は凝縮したアロマとタンニンを持つ。
醸造 選果後、除梗と破砕でマストを分ける。15℃で24時間プレマセラシオンする。マストは熟成し、15℃で24時間マセラシオンを行う。果皮とともに、自動で澱引きするステンレスタンクで、25℃/10日間発酵する。
熟成 80%アメリカンオーク、20%フレンチオーク樽で6ヵ月、中位~高湿度で13-16℃で熟成。瓶詰め後最低2ヵ月熟成する。
酸度6.0g/l
PH3.4
残糖0.7g/l