ドメーヌ・ヴェレ |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

ドメーヌ・ヴェレ

65haの葡萄畑を所有する家族経営ビジネス

1750年から5世代にわたり、葡萄栽培とワイン造りを行ってきたドメーヌです。オーセロワ地区にある葡萄畑は、エスコリーヴ・サント・カミーユで発見された遺跡によって2世紀まで遡ることがわかるので、古代ローマ人がファミリーの直系の祖先である可能性が高いそうです。現在、ブリュノ・ヴェレが65haの葡萄畑を所有する家族経営ビジネスを指揮。ドメーヌの戦略は、葡萄栽培になるべく自然なアプローチを採用することです。ワイナリーにおける醸造と熟成に関しても同様。葡萄のほとんどを有機栽培し、肥料・添加物不使用、土着酵母の採用など環境に配慮した農法で、2019年にHVE3認証。危機や戦争にもかかわらず、ヴェレ家は葡萄栽培への挑戦を続け、徐々に畑を再建してきました。1956年、誰もがワイン商にバルクでワインを販売していた時代、ジョルジュとジョジアーヌ・ヴェレは瓶詰めした商品に付加価値をつけることで、今もなお続く進化と発展の伝統をすでに実践していたのです。

ヨンヌのテロワールの特徴である上部ジュラ紀

ポルトランド紀、オクスフォード紀、キンメリジャン紀は、ヨンヌのテロワールを特徴づけている上部ジュラ紀の代表的な地層です。キンメリジャン紀は粘土石灰質土壌で構成され、その岩盤は、セラン渓谷の葡萄畑の大部分を占める泥灰土と石灰泥灰土の中に見られる、エクソギラ・ヴィルグラと呼ばれる小さなカキ殻で識別されます。ポルトランド紀とオクスフォード紀は石灰質が多く、粘土質は少ないため、ヨンヌ渓谷ではより柔らかいワインが造られます。気候は半大陸性から大陸性。冬は長く寒く、葡萄樹を休ませることができ、降雪が葡萄樹への窒素の供給と分配を保証します。湿潤な春と、ほぼ温暖で日照に恵まれた夏は、葡萄の発育と成熟に理想的な条件をもたらし、9月～10月に収穫を迎えます。

シャルドネ、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、ガメイ、セザール、アリゴテ、サシーを栽培

シャルドネとピノ・ノワールが2大品種ですが、ドメーヌ・ヴェレではソーヴィニヨン・ブラン、ガメイ、セザール、アリゴテ、サシーも栽培。それぞれの品種は、最終的な出来と、ワイン、クレマン、ラタフィア、ジュ・ド・テロワールなど生産品にもたらす特徴を念頭に置きながら、厳選されたテロワールで育てられているのです。ヴェレの名は徐々に広まっており、今日ではブルゴーニュ最高品質のワインの代名詞となっています。ドメーヌに関わってきたあらゆる世代は、目的とノウハウの両方を培い、テロワールから最高のものを引き出し、提供してきました。今日も明日も、物語は続き、志も情熱も変わらないままです。