シャトー・カントナック・ブラウン |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

シャトー・カントナック・ブラウン

1855年に第3級に格付け

1855年に第3級に格付けされたシャトーで、マルゴーのカントナック地区に位置しています。葡萄畑は200年以上前、スコットランド人のジョン・ルイス・ブラウンによって栽培されました。彼は先見の明をもって最良の区画を選びました。彼の努力と高い基準は、1855年のボルドー格付けでカントナック・ブラウンが最も尊敬される畑のひとつに選ばれたことで報われました。彼の孫は有名な自然主義画家で、幼少期をこのシャトーで過ごし、土地からインスピレーションを得て、ドガ、マネ、ピサロ、トゥールーズ＝ロートレックといった友人たちと絵を描きました。無類の社交家だった彼は、カントナック・ブラウンを印象派の最前線に位置する芸術的ランドマークとしたのです。このドメーヌの象徴的なチューダー様式のシャトーは、スコットランドの先祖を物語る壮大なもので、メドックで最も注目に値するドメーヌとなっています。

トリスタン・ル・ルーとジョゼ・サンファンが経営

今日、シャトーはル・ルー家によって管理されています。トリスタン・ル・ルーは醸造学に情熱を燃やす農学者で、ドメーヌの近代史と深い関係にあるジョゼ・サンファンとともに、ドメーヌの経営に関わっています。トリスタン・ル・ルーはすぐに、このドメーヌ、シャトー、葡萄畑、そしてチームの高い水準に魅了されました。トリスタン・ル・ルーとジョゼ・サンファンは、自然と文化の理想的なバランスを追求する姿勢と、このユニークな遺産を分かち合っています。2020年、ドメーヌは環境認証を取得し、新しい土のセラーの建設に着手しました。トリスタン・ル・ルースとホセ・サンファンは、彼らが共有する基準と、卓越性への永遠の探求に沿った新しいワインセラーの建設に着手。

訪問者が自然を身近に感じるセラー

エコ建築のパイオニアで元国連専門家のフィリップ・マデックによって設計されました。現代性と持続可能性を兼ね備えた5000m²のセラーは、技術的にも驚くべき偉業です。古い歴史的建造物を残しながら、敷地を歪めることなく、アキテーヌ地方で採れる土と無垢材という自然のままの素材だけを使い、新しい外観を造ったのです。コンクリートを一切使用しない、シンプルで純粋な本物のバイオ素材です。セラーの壁は、千年の歴史を持つ土壁工法で設置されています。訪問者は自然を身近に感じながら、葡萄樹からワインになるまでの道程を五感を使って学び、思い出に残るツアーを楽しむことができます。カントナック・ブラウンの畑は、マルゴーのアペラシオン内、名高いマルゴー台地とカントナック台地にまたがって位置しています。39.5haの砂利質土壌と粘土石灰質土壌、16haの小さな砂利の区画、5haの粘土石灰質の区画があります。