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ウィンドストーム

会計からワインの世界へ

トレバー・シーハンは、ワインの世界にほとんど触れることがありませんでした。ダラスでビジネスの修士号を取得したトレバーは、会計の仕事をするつもりでした。そのうちに、地元のワインショップで過ごす時間が、彼を新しい方向へ向かわせることになりました。そこで出会ったワイン通の仲間たちと、カリフォルニアのカベルネやフランスのボルドーの知識を深めていったのです。その情熱が高じて、ブルゴーニュをはじめとするフランスのワイン生産地や葡萄畑を訪れ、さまざまなワインづくりの技術を学びました。ソノマ・コーストのシャルドネを飲んでいるときに、ボトルのコルクに書かれた番号に電話をかけたのがきっかけで、ワインメーカーと親しくなり、北カリフォルニアを訪れるように勧められました。この訪問がきっかけでナパに移り住み、すぐにカーネロスのシャルドネを100ケースつくり、地元の小売店やレストランを車でまわって販売。現在、トレバーズ・プレシジョン・ワインズは年間25万ケース以上を生産しています。

すべての工程をプレシジョンでもって処理

プレシジョン・ワイン・カンパニーは、その名が示すように、卓越した多様なワインのコレクションを紹介しています。それぞれのワインは、細部にまでこだわり、品質へのこだわりを持って造られています。畑で葡萄の収穫からオリジナルのパッケージのデザインまで、ワイン造りのすべての工程が正確に（プレシジョンでもって）処理されています。彼らのワインは、カリフォルニアのアペラシオンとワイン産地の複雑な味わい、多様なテロワール、明確な特徴を示すように造られています。トレバー・シーハンは、10年前にワインメーカーになったとき、トップ・ワイン・コレクションを作るための旅を始めました。彼の最初のワインは、ベックストファー・ヴィンヤードのシャルドネとハウエル・マウンテンのカベルネ・ソーヴィニヨンを8樽使用したものでした。トレバーは、ニルス・ヴェンジやアンリ・ジャイエなどのワインメーカーからインスピレーションを受けながら、長年にわたって独自のワイン造りのスタイルを慎重に定義してきたのです。

ワインの風味が拡散することをイメージ

トレバーは「私たちは当初から、豊かな果実味、しなやかな舌触り、バランスのとれた樽香を持つ、滑らかで風味豊かな、調和のとれたワインを造ることを目標としてきました。このアプローチは、早くからウィンドストームワインに理想的な形で表れています。」と言います。ウィンドストームのラベルに描かれた音符と竜巻は、ワインの風味が拡散することをイメージしています。またトレバーは「この製品が私を魅力的な場所に連れて行ってくれ、さまざまなバックグラウンドを持つ素晴らしい人たちと絆を築く機会を与えてくれたことを幸運に思っています」と語っています。