ジョセフ・フェルプス |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

ジョセフ・フェルプス

妥協しないという哲学

1970年代初頭のナパ・ヴァレーは、高級ワインが目覚める誕生する前の静まり返った農業の町でした。ジョーはそれまでの建築の経験を生かし、優れたワイン造りのための基礎固めに取り掛かりました。妥協しないという哲学をワイナリーの基盤に深く根付かせることで、ジョーは偉業を成し遂げるための枠組みを整えたのです。1974年、彼はそのヴィンテージから造れる最高のワインを表現するユニークなブレンドを毎年造ることを思いつきました。半世紀3世代にわたって、ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズのチームは、ジョーの先駆的な足跡をたどり、優れたワイン造り、きめ細かなホスピタリティ、そして彼らが故郷と呼んでいる大切な地域を保護し強化するための葡萄畑とワイナリーにおける持続可能な取り組みを行ってきました。

先見の明があったジョー

長年の間に、ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズは、実質的に「インシグニア」の代名詞となってきました。先見の明があったジョーは、ブレンドのメリットを見出した初めてのアメリカのワインメーカーの一人でした。そのことは、1974年に「インシグニア」をデビューさせたときに証明されました。カリフォルニア初のボルドースタイルの赤ワイン専用ブレンドとして、インシグニアはワイナリーをナパ・ヴァレーのプレミア生産者として確固たる地位に高めたのです。

学んだことをワイン造りに応用

ジョーはコロラド州立大学を卒業する前から、新聞配達、印刷所経営、給油所係員、釣り具販売員、調査員、見積士など、多くの職歴を経験。しかしジョーが最初に頭角を現したのは建設業で、父親が設立したヘンゼル・フェルプス建設を10年余りで全米最大級の建設会社にまで成長させたのです。その後ジョセフ・フェルプス・ヴィニャードを設立し、ナパ・ヴァレーにワイナリーを建てた後も、ヘンゼル・フェルプス建設を運営。ジョセフ・フェルプス・ヴィニャードの設立時、建設会社を立ち上げたときの大胆不敵なビジョンと気概をワイン業界に向けました。彼は試行錯誤しながら、ジョー・ハイツ、ジャック・デイヴィス、ルイス・マーティーニ、ロバート・モンダヴィといった人たちとの出会いから葡萄栽培とワイン醸造についてできる限りのことを学び、手を抜くことをしませんでした。専門家に囲まれ、絶えず実験を行い、旅行、読書、収集を通じて学んだことを、世界最高級のワインを造るために応用しました。現在、彼らはナパ・ヴァレーとソノマ・コースト西部の高い評価を得ているAVAに11の葡萄畑を所有しています。