レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル

持参金としてのドメーヌ

1689年、有力なワイン商で、名門ラトゥールとマルゴーのドメーヌを管理していたピエール・デスムジュール・ド・ローザンが、ラトゥール近くの葡萄畑を購入。この畑は、娘のテレーズが1694年にジャック・ピション・ド・ロングヴィル男爵と結婚した際の持参金の一部となり、同年ピション・バロンのドメーヌが設立されました。1855年の万国博覧会では、ボルドーの偉大なワインを紹介したいという皇帝ナポレオン3世の要望による格付けシステムに従って、第2級グラン・クリュ・クラッセに格付けされました。1987年にアクサ・ミレジム（保険会社アクサ・グループのワイン事業会社）がドメーヌを買収しました。アクサ・ミレジムは、輝かしい過去を持つドメーヌから生まれる素晴らしいワインが、その潜在能力を最大限に発揮できるようにすることを目的としています。

最高のものだけを造る

ピション・バロンは、73ヘクタールの良質な砂利質土壌で構成されています。養分が少なく、水分が少ないこのユニークな土壌は、平均樹齢35年の葡萄樹に惜しみなく栄養を与えています。ドメーヌは、この類まれな遺産を後世に残すため、環境保護に積極的に取り組んでいます。最も高貴な土壌にある樹齢の高い樹から非常に厳しい選別が行われ、シャトー・ピション・バロンのグラン・ヴァンは、最高のものだけを造るためにボトル数が制限されています。ピション・バロンの葡萄畑は、カベルネ・ソーヴィニヨン65％、メルロー30％、カベルネ・フラン3％、プティ・ヴェルド2％で、区画ごとに丁寧に分けられています。それぞれの区画は、その特徴に合わせた特別なケアと配慮を受けています。

ピション・バロンの精神を知るための入門編

テロワールの最良の土地である「ビュット・ド・ピション・バロン」は、グラン・ヴァンの生産に専念しています。ピション・バロンでは、畑の他の区画から2種類のセカンドワインを生産。レ・トゥーレル・ド・ロングヴィルとレ・グリフォン・ド・ピション・バロンです。シャトーを飾る砲台にちなんで名づけられたレ・トゥーレル・ド・ロングヴィルは、このドメーヌの魅力を体現しています。このワインのブレンドに使用される葡萄は、主にメルローが植えられているサンタンヌの区画のもので、独特の個性を醸し出しています。レ・トゥーレル・ド・ロングヴィルは、風味、魅力、丸み、官能的な喜びの世界へ誘うものです。このワインは、ピション・バロンの精神を知るための入門編であり、若いうちに楽しむことも、セラーで15年以上熟成させることも可能です。