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ケー・セラーズ

ワインの神様の生誕地から

ブルガリア共和国は、ヨーロッパ南東部にあるバルカン半島に位置し、北部はドナウ川に沿ってルーマニアと、南部はギリシャ、トルコと、西部はセルビア、マケドニアと接しています。そして東部には黒海が広がります。海、川、山に恵まれた国です。近年、ブルガリアのワインは急速に世界の注目を集めるようになりました。かつては大量生産のワインが造られ、日本でもバルクワインが大量に輸入されていましたが、現在は高品質のワイン造りに力を入れています。トラキア渓谷のワイン産地の名前は、ギリシャ神話やギリシャ戦争に関連する古代ギリシャ語「トラキア」に由来しています。この地域は、当時、トロイの人々が飲んでいた最も有名なワインの産地でもあります。また、この地域はワインの神、ディオニュソスの生誕地であるとも言われています。

トラキアのテロワール

トラキア渓谷でのワイン醸造の歴史は、紀元前4000年までさかのぼると言われています。それ以来、ワイン造りの伝統が残り、この地域はブルガリアで最もワイン造りが盛んな地域の一つとなっています。ブルガリアは世界第4位のワイン生産国でしたが、1980年代に中央政府がアルコール産業に課した制限とソビエト連邦の崩壊により、ワイン産業は崩壊しました。現在、トラキア渓谷は、この地域のワイン生産の低コストと、生産されるワインの優れた品質のおかげで、再生への道を歩んでいます。トラキア渓谷の気候は温帯大陸性です。降雨量が少ないため、赤ワインの生産と赤ワイン用葡萄の栽培に最適な環境です。この地域の土壌は非常に変化に富んでいますが、最も優勢な土壌タイプはジョリー（火山性玄武岩土壌）で、鉄分を多く含むため、赤みがかった色をしています。また、産地内には石灰質土壌や砂質粘土土壌もあり、ワインに土っぽさや自然な色合いを与えています。

愛好家のための隠れた名品

2017年、ワイン・エンスージアスト誌は、トラキア渓谷をヨーロッパで2番目に優れたワイン・デスティネーションに選出しました。その素晴らしいロケーションと素晴らしいワインのおかげで、トラキア渓谷は訪れるすべての人に素晴らしいワインツーリズムの体験を提供しています。K・セラーズは、大胆でジューシーな赤ワインを求めるカリフォルニアのワイン愛飲家に十分アピールできるプレミアムブランドです。トラキア渓谷の豊かなテロワールを表現したK・セラーズのワインは、愛好家にとって、次のディナーパーティーや自宅で親しい人との食事で分かち合いたくなるような隠れた名品です。

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