ドメーヌ・ピエール・ネジョン |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

ドメーヌ・ピエール・ネジョン

ジュヴレ・シャンベルタンを拠点に

1890年の創業以来、ネジョン家は130年以上にわたってコート・ド・ニュイの銘醸地、ジュヴレ・シャンベルタンを拠点としてきました。ピエールの祖父母、ジャンヌとピエール・ネジョンは、コート・ド・ニュイ、シャルム・シャンベルタン、ボンヌ・マールから、いくつかの名高いグラン・クリュをドメーヌに加え、彼らの息子ジャン・ピエールはホテル経営を学んだ後、1955年に家業を継ぎました。同年、ジャン・ピエールはヴェラと結婚し、4人の男子をもうけました。そのうちの一人、ピエールが1980年にビジネスに参加。ネジョン家の5代目としてワインビジネスに携わることに。

「単一畑」の醸造家

ドメーヌ・ピエール・ネジョンは、コート・ド・ニュイに沿って13.5haの畑を栽培しています。5代目ピエールは「単一畑」の醸造家です。テロワールを重視し、それぞれの畑の小さな区画を別々に醸造、瓶詰めし、それぞれの畑固有の土壌、下層土、微気候の特徴をワインに表現しています。すべてのボトルには、アペラシオンの他に、公式地図に記載されている生産区画の名称が記載されています。ドメーヌの葡萄の樹齢は非常に高く、ほとんどの樹が50年以上、中には100年以上の古木もあります。そのため、生産されるブドウは非常に凝縮され、生産量も当然少なくなります。

テロワールを良好な状態で後世に伝える

収穫は手作業で行われ、その後、徹底した選別を行い、最適な熟度の葡萄をポンプを使わずに房ごとタンクに入れます。あとは自然の成り行きに任せ、テロワールが表現されるのを待つだけ。天然酵母を使用し、数日後に発酵を開始します。マセラシオンの際に数回のピジャージュを行う以外は、人の介入は最低限にとどめます。ルモンタージュでは、発酵後、ワインはポンプを使わず、重力によってオーク樽に移されます。ワインは12カ月間セラーで熟成。カーヴ内の自然な気候に任せ、温度調節システムは必要ないのです。ブルゴーニュの丘では2,000年以上前から葡萄が植えられています。ドメーヌ・ピエール・ネジョンのワインメーカーたちはこの貴重な遺産を大切に守っています。その目的は、このテロワールを良好な状態で後世に伝えるとともに、ドメーヌが環境に与える影響を最小限に抑えることなのです。