ドメーヌ・アラダム |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

ドメーヌ・アラダム

プルミエクリュにしか手を出さないこだわり

ステファン・アラダムはモンタニー出身ですが、ワイン業界出身ではありませんでした。1992年、18歳の時にゼロから始めたステファンは、ほとんどプルミエクリュの畑にしか手を出さないことで卓越した評価を獲得していったのです。1992年当初は、28エーカーの区画から1800本のワインを生産しただけでした。仕事に対する厳しさと常に向上する技術によって、ワインに「高貴さ」の文字を与える努力をしてきました。畑は伝統的な手法で管理され、リュット・レゾネ（減農薬での農法）と生物的防除法が行われています。土壌とテロワールに敬意を払いながら、健全で良質な葡萄を適度な収穫量で得るために化学肥料の使用を禁止しています。収穫は手作業で行われ、その後、イーストや酵素を使用しない最も自然な方法で醸造が行われています。

ミシュラン星付きレストランのテーブルへ

1993年、モンタニーのプルミエクリュ2ヘクタールを取得し、ワイナリーは本格的なスタートを切りました。その後、徐々に葡萄の木を譲り受けて植樹し、現在では約8ヘクタール（うちモンタニーのプルミエクリュは7ヘクタール）に達するまでに成長しました。ステファンは若いながらも確かな経験を持ち、すでにモンタニーの主要なワインメーカーの一人で、現在では、ラムロワーズ、デュカス、ガニエール、ボキューズなど、フランス国内外のミシュラン星付きレストランの食卓を飾っています。ステファンのモンタニーの有機栽培ドメーヌは、コート・シャロネーズを代表するワイナリーとなったのです。

葡萄の中にこそ肝心なことがある

ステファンの8ヘクタールの畑は、モンタニー協同組合の大半の畑とは異なり、すべて有機栽培で手摘みで収穫されています。ステファンは自宅の地下にある小さなセラーで、それぞれの畑を別々に醸造しています。ステファンは、モンタニーの石灰岩を多く含む浅い土壌が、コート・ドールよりもシャブリに近いプロフィールを持つ理由だと述べています。例えば「セレクション・ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、樹齢40年から80年の4つのプルミエ・クリュ（レ・プラティエール、レ・グレス、レ・ラス、レ・クルー・ド・ボー・シャン）から収穫した葡萄をブレンド。100％フレンチオーク樽（うち25％は新樽）で12ヶ月間発酵・熟成させたワインは、オークの風味がよく溶け込み、程よい緊張感とキレのある酸が後味を引き締めています。ステファンは「葡萄の中にこそ肝心なことがあるのです！　素晴らしいワインを造るために重要なのは、ワインにバランスと純粋さをもたらす美しい葡萄を育てること」だと述べています。