シャトー・ダルマイヤック |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

シャトー・ダルマイヤック

1855年の格付けで第5級

シャトー・ダルマイヤックの歴史は17世紀後半にまで遡り、1680年の土地台帳にポイヤックの土地の所有者としてドミニクとギエム・アルマイヤック兄弟の名が記されています。18世紀末にドメーヌは52haまで成長しましたが、当時の仲買人はそのワインを「がっかりするほど薄い」と評しています。その後所有者たちは品質向上のため絶え間ない努力を重ね、ダルマイヤックは1855年の格付けで第5級に格付けされました。1934年、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトがドメーヌの実質的な所有者となりました。畑はポイヤックの北部70haに広がっています。カリュアド・ド・ムートンの台地の延長線上にあるルヴァンティーヌとオベリスクの台地は、軽くて非常に深い砂利質土壌で構成されており、カベルネ種に適したテロワールです。ピブラン台地の深い砂利質土壌は、粘土石灰質の基盤の上にあり、ワインに特徴的な洗練さとエレガンスを与えています。

ムートンの管理を行う分析研究室が収穫時期を決定

畑にはメドックの伝統的な品種（カベルネ・ソーヴィニヨン52％、メルロ36％、カベルネ・フラン10％、プティ・ヴェルド2％）が、土壌に最適な台木（主にリパリア・グロワール）に植えられています。畑はメドックの厳格な伝統に従って管理され、各栽培担当者が特定の区画を担当。毎年、技術チームの監督の下、同じ葡萄の樹を剪定します。剪定後、栽培者たちは葡萄の樹を縛り、春になると新梢をワイヤーで縛り、整然とした畝を作ります。トラクターは葡萄を傷つけることなく土壌を耕すことができます。収穫時期の決定は、シャトー・ムートン・ロートシルトの管理も行う分析研究室が行います。各区画から収穫された葡萄は、それぞれ別々に醸造庫に運ばれます。若い樹は古い樹より先に収穫され、別々に醸造されます。葡萄は完全に除梗され、果皮と種から出る上質なタンニンのみが残されます。ワインは伝統的な方法で熟成され、25％は新樽で熟成されます。

1000以上の樽を貯蔵する貯蔵室

シャトーの邸宅は、1947年から1966年までドメーヌの執事が住んでいました、未完成ながら立派な白い石造りの建物で、現在は居住には使われていません。すべての工程が重力に従って行われる醸造室には、23のステンレスタンクがあります。畑の区画によって大きさが異なります。収穫はすべて手作業で行われ、房は選果された後、除梗されます。アロマと風味を損なわないよう、葡萄は移動式ホッパーでタンクに運ばれます。発酵は数週間続き、ワインが取り出され、搾りかすが圧搾されると終了します。貯蔵室には1000以上の樽を貯蔵することができます。ワインは瓶詰めされるまで18カ月間樽の中で熟成されます。