ヴィラ・ライアーノ |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

ヴィラ・ライアーノ

3つのDOCGワインが生産されている県

ヴィラ・ライアーノは、1996年にサビーノとシモーネのバッソ兄弟と、義兄弟のパオロ・シビッロによって設立されました。南イタリアのカンパニア州、アヴェッリーノ県、カステルフランチという町にあります。敷地面積は27ヘクタールで、この土地の歴史的な土着品種であるグレコ、フィアーノ、アリアニコ、ファランギーナに重点を置いています。アヴェッリーノ県は、イタリアで唯一、3つのDOCGワインが生産されている県として、イタリアワインの歴史において重要な位置を占めています。そのワインとは、フィアーノ・ダヴェッリーノ、グレコ・ディ・トゥーフォ、そしてタウラージです。

最新鋭のセラー

ヴィラ・ライアーノは南イタリアにありながら、その立地は非常にユニークな微気候を有しています。海抜1,200フィートのイルピニアの丘陵地帯、テルミニオ・トゥーロとパルテミオという2つの山脈に挟まれたこの場所は、葡萄の栽培に理想的な気候です。冬は寒く、夏は日中は暑くても夜は冷涼です。 2009年に完成した最新鋭のセラーでは、葡萄は一番上から入って重力によって下がり、圧搾されます。その後、下の階に行って発酵。最終的には地下深くのボトリングプラントへ。こうすることで機械でワインを汲み上げる必要がなくなり、良い品質が保証されるのです。

「違い」をワインに生かす

イルピニア地方の土地は肥沃で、水があり、ワインを造り、古代オスカン語でオオカミの国という意味もあり、独自の伝統と歴史を誇ります。イルピニアのブドウ栽培は古い歴史を持っています。地理的には、アペニン山脈南部のトゥーロ・テルミニオ山塊から流れ出る2本の川が、それぞれ異なる斜面に沿って発展してきた地域です。東側を流れるサバト川のほとりに、アヴェッリーノ県の2つの白ブドウ品種であるフィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCGとグレコ・ディ・トゥーフォDOCGを構成する市町村があります。西側を流れるカローレ川沿いには、アリアニコ種に関連した赤のデノミがあり、タウラージ・ドック・イン・プリミスがあります。ヴィラ・ライアーノはアヴェッリーノ県のすべての原産地呼称の畑を所有しています。その中で、高品質でありながら、それぞれ全く異なる特徴を持つ畑を探したのです。彼らは、この土地の本当の強さは「違い」にあると信じており、この特徴をワインに生かすことを心がけています。