テイスティングノート: ブラックベリーやシーダー、白檀、紅茶が香る抗し難いアロマ。ブラック・オリーブも感じます。底辺にはローズマリーとセージが香ります。フルボディで、豊かでパワフルなセーニャであり、印象的で力強いタンニンがありますが、調和とバランスの良さも持っています。果実味が主体で、少し噛み応えがあります。温暖な年の特徴を持った、新鮮でエネルギーに満ちたワインです。
by テクニカル・ディレクター、フランシスコ・ベッティグ
合う料理:ビーフ、ラム、狩猟鳥類、鹿、和牛、イノシシ、手の込んだ肉料理やパスタ、鶏肉や豚肉のオリエンタル料理、熟成チーズ、フォアグラなどと好相性
葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨン 52%、マルベック 15%、カルネメール 15%、カベルネ・フラン 10%、プティ・ヴェルド 8%
発酵と熟成
ブドウは朝のうちに手作業で収穫され、12キロ容量の小さなボックスに入れられて、ワイナリーに運ばれました。そこで丁寧な検査と、選果台の上での2回の選果が行われ、枝葉や傷ついた顆粒が取り除かれました。ブドウの75%はステンレススティール・タンクで、残り25%はコンクリート・タンクで、ブドウ品種や必要な抽出の度合いによって、24~30°Cの間で発酵しました。発酵中は、1日に3回のポンプオーバーを行い、タンクの中身の0.5~1.5倍の量を循環させました。通算醸し期間は、畑のブロック毎に異なり、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、マルベック、カベルネ・フランは12~30日、プティ・ヴェルドは8~12日でした。最終的なブレンドは、フランス産オーク樽(新樽70%、2年目樽・3年目樽10%)及びストッキンジャーのフードル樽(20%)で、22か月熟成しました。その間に自然なマロラクティック発酵と清澄が進行しました。
樽熟成 22か月、フレンチオークの新樽 70%、フレンチオークの2年樽・3年樽 10%、フードル(ストッキンジャー)20%
酸度 6.19 g/l
pH 3.44
残糖 2.55 g/l