シャトー・レオヴィル・ポワフェレ |　ピーロート・ジャパンオンラインショップ

シャトー・レオヴィル・ポワフェレ

1840年にシャトー・レオヴィル・ポワフェレが誕生

レオヴィルの葡萄畑の歴史は1638年まで遡ります。フランス革命が起こるまで、メドック最大の所有地でした。1826年にバルトン家が一部を取得し、残りの土地はラス・カーズ侯爵とその妹が相続。妹の相続分は、娘のマリー・ジャンヌ（ジャン・マリー・ド・ポワフェレ男爵の妻）に引き継がれ、1840年にシャトー・レオヴィル・ポワフェレが誕生しました。それぞれの「レオヴィル」は一族の姓を加え、1855年に個別に2級グラン・クリュに格付け。困難な年月を経て、ポワフェレ家は1865年にこの土地をネゴシアンのラランドと銀行家のエルランジェに売却しました。1920年、サン・ジュリアンに魅せられたキュヴリエ家がアルマン・ラランドの義理息子のエドゥアール・ロートンから、シャトー・レオヴィル・ポワフェレとシャトー・ムーラン・リッシュの両方を購入しました。

サン・ジュリアンの秘密

サン・ジュリアンの秘密はグラーヴに隠されています。沖積堆積物によって運ばれた石は、ジロンド河によって磨かれました。テロワールの美しさのおかげで、レオヴィル・ポワフェレの歴史は年々豊かになっているのです。葡萄の樹は海洋性気候に調和して育ちます。シャトー・レオヴィル・ポワフェレは2016年、ボルドーワインの環境マネジメントシステム（SME）を統合しました。すでに長年実施してきた持続可能な慣行を維持・強化することができ、こうした努力の証として、2017年ヴィンテージから畑全体で環境価値HVE認証レベル3（最高レベル）を取得。

非サッカロミセス酵母を添加

収穫を前に、ワイン醸造チームは醸造コンサルタントのミシェル・ロランと一緒に畑を回り、葡萄の果実を試食して熟度を評価し、収穫の計画が具体化します。まず除梗前にテーブルの上で手作業で、次に破砕前に光学式選果機で選果を行い、不要な植物物質を除去。醸造は区画ごと、品種ごとに57の温度調節可能なステンレス・タンクで行われます。27の二重壁のタンクでは、通常1週間ほど発酵前の低温浸漬を行う。果実のアロマの純粋さと色の濃さが強調されます。非サッカロミセス酵母をマストに添加することで、この段階での従来のSO2使用を排除できます。アルコール発酵が終わるまで、各タンクで毎日ポンプオーバーが行われます。醸造家イザベル・ダヴァンとセラーマスターのディディエ・トマンによって、各タンクがアロマのポテンシャルを最大限に引き出すまで、毎日、糖分がアルコールに変化する過程が指導されます。醸造が終わると、ワインはフレンチオーク樽のみで18カ月間熟成。レオヴィル・ポワフェレのスタイルに調和した繊細なオークのアロマを得るため、樽の選択には特に注意が払われています。